「ブレイブストーリー」
2006年 07月 13日
「ブレイブストーリー」を観た。
う~ん、映画館でわざわざ観なくても、DVDで十分かも知れないな。
それなりに楽しめるとは思うけど、これといった感動も無い。
展開が早すぎて、ストーリー自体が破綻しているからだろう…。
原作が、ハードカバーで上・下巻。文庫本で上・中・下巻。
そんな長い小説を2時間にまとめるってこと自体が無理なことで、
話をはしょり過ぎて、説明不足から来るストーリーの矛盾が多すぎる。
そんなんでは、キャラクターに感情移入なんか出来るはずも無く、
話がよく分からないまま終わってしまった…。
原作を読んだ人は、不満だらけだろうし、
そうじゃない人は、意味不明で「なんだコレは?」になりかねない。
同時期公開アニメなら「ピカチュウ」や「アンパンマン」の方が、
素直に感動、感激できるんじゃないかな…。
松たか子、大泉洋、常盤貴子、ウェンツ瑛士などなど…。
そんな豪華俳優陣で宣伝するのもいいけどさ、
せっかくの宮部みゆき原作なんだから、
もう少し完成度の高い内容にして欲しかった!
なんというか、総集編?ダイジェスト版?
お金を払って、そんなものを観せられた気分だ。
でも主人公の父親が、自分の気持ちを叫ぶシーンは印象深い。
ここでのセリフ、自分と重ね合わせてしまう人が結構多いんじゃないかな?
つらいシーンで子供にはショックかも知れないけど…。
それにしても原作者の宮部みゆきは、
この映画の内容で本当にOKを出したのだろうか…?
by yasumac
| 2006-07-13 13:43
| 映画