「パンズ・ラビリンス」
2007年 11月 05日
「パンズ・ラビリンス」を観た。
う~む…PG12でいいのかコレは?
ダークファンタジーっていうから観たが、
正直言ってジャンルはホラー。
「R指定」にした方がいいんじゃないか…。
舞台は内戦下のスペイン。
暴力的であまりにも理不尽な独裁者の継父。
目を覆いたくなる程の痛々しく残虐なシーンの数々。
まさに鬼畜…。
少女にとって、この世の現実こそが悪夢だったに違いない。
そんな心休まる場所を持たない少女が迷い込んだのは、
グロテスクで残酷な「妄想」という名の迷宮。
過酷な現実から逃げ出したいがために…。
う~ん…全体にはよく出来てると思うけど、
内容がちょっと重過ぎる。
オイラは「ダークファンタジー」と思って観たから、
かなりエライめに遭ってしまった。
子供の悲劇・惨劇を描いた、ただの戦争映画にしか思えなった…。
そしてあまりにもグロテスクなクリーチャーたち。
特に2番目に出てくるコイツ。
目玉を手のひらにくっ付けて、
少女を喰おうと気味悪く追いかけてくる。
ある意味、グッドデザイン賞をあげたいくらいだが、
こんなヤツラばっかり出て来るんじゃ、
とてもファンタジーとは呼べないだろう。
確かにキレイな映像もほんのちょっとはある。
とはいえ、そんなモノは軽く消し飛んでしまうくらい、
おぞましい猟奇的映像の連続だった。
この映画、たとえ「ファンタジー」と銘打ってあっても、
決して小さい子供と一緒に観てはいけない。
くれぐれもご注意を!
なんか悲しい映画だったな…。
by yasumac
| 2007-11-05 01:27
| 映画