「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」
2007年 07月 07日
「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」を観た。
よく上映に踏み切ったなぁこの映画!
予告を観た限りではアメリカとカザフスタン、
その文化の違いで笑わせてくれるんだろうと思っていたが、
あまりにも違っていた。
カザフスタン人TVレポーターという設定の変人ボラットが、
基本的にはアメリカを容赦なくからかう内容で、
くだらなさと下品さは超一流というか天下一品!
近年まれにみるおバカ映画だった。
本当のカザフスタン人が見たらまず不愉快になるだろう。
怒り心頭、あながち暴動が起こっても不思議じゃ無い。
それほどに失礼千万。
まぁ風刺の部分も無いわけではないけど、
ブラック・ユーモアというのとはちょっと違う。
女性蔑視、人種差別、障害者問題、
宗教までをもバカにしてるんだから、
ボラット自身がユダヤ人でなかったら、
シャレになんない映画なんじゃないかコレは。
しかしこんな映画が作られ、上映され、そのうえ大ヒット!
ほんとアメリカ人たちゃあエライよ!
フトコロの深さに乾杯です!
日本だったら間違いなくオクラ入りだろう…。
ネタばれになるんで詳しくは控えるが、
おおいに笑うか、不愉快になって怒り出すか、
どちらか両極端になること間違いなし!
オイラも途中までは笑っていたけど、
ある場面以降ドン引になってしまった。
しばし呆然…。
ボラットもスゴイが、
一緒にいる太っちょもスゴイ!
かなり強烈な内容なんで、これから観る人はご注意を!
まじめに感想を言うのがバカバカしくなってきた…。
by yasumac
| 2007-07-07 01:25
| 映画